すごく…難しいんですよね、(子供を)見守るって!(笑)
手も口も足も出そうなんですけど、その先に子どもが見つける何かを信じて待つ、ということをしています。

川原早奈恵
しこくらいふの高坂類と皆尾裕がWebを飛び出し、四国・新居浜の魅力をラジオで発信するHello!NEW新居浜FM78.0「ラジオしこくらいふ」
毎回地元で活躍するゲストを招き、しこく愛あふれるトークをお届けしています。
Webしこくらいふでは、しこく新居浜の魅力満載のラジオトークをダイジェストでご紹介します!
今回のゲストは新居浜市で自然保育に取り組む「にいはま森のようちえん」代表の 川原早奈恵 さんです。

皆尾:
7月22日月曜日、Hello!NEW新居浜LIVEの時間です。
月1コーナー「ラジオしこくらいふ」です。
といことで、さっそくご紹介しますけども、髙坂類さん~!

髙坂:
はい、よろしくお願い致します。

皆尾:
WEBマガズィン「しこくらいふ」の髙坂類編集長と素敵なゲストの話をお聞きして、四国の魅力を掘り起こしていこう、というコーナーでございます。

髙坂:
「ラジオしこくらいふ」第30回を迎えました。

皆尾:
今日は記念すべき第30回ですね。

髙坂:
はい、「ラジオしこくらいふ」なんと30回もやってしまいました。

皆尾:
色々ありましたね。

髙坂:
はい…なかなか息の合わないまま迎えた第30回…。

皆尾:
合わないままいけるもんなんですね。

髙坂:
そう、それが分かりました!息が合わなくても番組はできる(笑)。

■ 本日のゲスト登場!

髙坂:
本日も素敵なゲストをお招きしております。
新居浜市で自然保育に取り組む「にいはま森のようちえん」代表の川原早奈恵さんです。
(編集注:掲載の情報は全て放送日時点のものです。現在の最新情報は公式サイトをご覧ください)

190722_030_川原早奈恵

皆尾:
はいもうさっそく川原さん、どうぞ!

川原:
よろしくお願いします~!

髙坂:
こちらこそ、よろしくお願いします!

川原:
記念すべき、第30回と言うことで…

髙坂:
はい、よく起こし下さいました。ありがとうございます。

川原:
ありがとうございます。

皆尾:
川原さんは実は2回目なんですよね?このHello!NEW新居浜FMは。

川原:
はい、2度目の出演となります。

皆尾:
前回は市民パーソナリティの中野恵子さんの番組で。どうでした?緊張されました?

川原:
緊張もしましたが、もういっっぱい喋りたくて(笑)。
時間が足りないくらい喋っちゃったんですけど(笑)、今日も…

髙坂:
はい、どうぞ!(笑)マシンガントークをお待ちしてます(笑)。

川原:
お願いします(笑)。

■ 大盛況!水遊びイベント

皆尾:
川原さんは「にいはま森のようちえん」代表ということなんですけど、これは幼稚園の名前なんですか?

川原:
「森のようちえん」は今全国で広がっている活動になります。
幼稚園と言っても色々な形がありまして、団体がやってるものから、自治体が公認しているものもありますけど、私たちは親が集まって共同保育、お互いの子供たちをみんなで見守る、という形をとっております。

190722_030_川原早奈恵

皆尾:
詳しくは後ほどお聞きしたいと思いますが、昨日すぐそこの…このラジオはあかがねミュージアムから生中継してますけども、JR新居浜駅の人の広場で水遊びのイベントをされてたんですよね?

川原:
はい、そうなんです。私たちの活動を知ってもらおうということで、月1でイベントを行っています。
それ以外にも毎週月曜日・木曜日でやっていたり、毎日行っている活動もあります。

昨日のイベントは月1のイベントで、Hello!NEW新居浜チャレンジ推進業務として、主催は私たち「にいはま森のようちえん」、共催は新居浜市で行いました。

「出張!にいはま森のようちえん」ということで、水遊びで皆さんに集まって頂きました。
72家族194名ですね。

皆尾:
へぇ~~!すごーい。

川原:
はい、沢山の人たちが集まって下さいまして、内子供は100人を越えて来て下さいました。

皆尾:
あの、アレですよね…実は僕も手伝いに行ってまして…(笑)。見学もしてたんですけども(笑)。
水のモニュメントがもともと駅前の人の広場にはありますけども、それを活用して子供用プールとか、竹細工で作った水でっぽうとか、そういったもので大人も子供も楽しんでましたね。
でも未就学児が対象ですかね。小学校入る前の子供たちを対象にしてましたけど、まぁーみんな楽しそうに!(笑)
雨も心配されてましたけどもね。その心配もなく。

川原:
そうなんです。私たち基本的に雨とか、風とか、天気を問わず外で活動しているんですけども、昨日は蒸し暑いこともあって、みんな楽しそうだったと報告を聞いております。
あと、これから皆さん夏場に水辺で遊ぶこともあると思うんですけども、昨日のイベントでは水辺の事故を防ぐためにライフジャケットの着用を呼び掛けました。

皆尾:
髙坂さんどうですか?同じような年頃の子を持つ母親として…。

髙坂:
そうですね…

皆尾:
昨日でしたっけ!?昨日誕生日!?今日か!今日誕生日!?

髙坂:
昨日です…(笑)。

皆尾:
あ、昨日か。昨日。ごめんなさい(笑)。

川原:
誕生日なんですね!おめでとうございます~。

髙坂:
はい、本厄の36歳になりました。

皆尾:
おめでとうございます~!

髙坂:
それで、私も子供がおりまして。下は3歳、上は小学校上がったんですけど。

川原:
あ~そうなんですね~!

皆尾:
水遊びって好きでした?お子さんが小さい頃。

髙坂:
水遊びやっぱり好きでしたね。好きな子がほとんどなんじゃないですかね?

川原:
そうですね、はい。

髙坂:
時々水が怖い子もいるけど、うちは結構好きですね。
昨日もイベントにお邪魔したかったんですけど、タイミングが合わず…。でもそんなにご盛況だったとは。やっぱみんな水遊びしたいんだろうなぁ~(笑)。

川原:
そうですね(笑)。

髙坂:
しかも、公共の施設でやるっていう解放感たるや!(笑)

川原:
そう、そうなんですよ!あそこちっちゃい噴水とかはあっても、広場を使って何かっていうことが今まであまりなかったようで。

髙坂:
あっ、そうなんですね。初ですか?

川原:
はい、そうですね。

髙坂:
あー!素晴らしい!もったいないですよね。もうちょっと活用できそうなことが沢山あるのに。

川原:
水も地下からくみ上げたもので、飲み水にはならないにしても、安全には全然問題がないということで市からもOK頂いてましたし。
年齢の違う子供が遊べる場っていうのを提供したかったので、0歳から10歳まで来て下さってみんな楽しんでもらえてよかったです。

髙坂:
やたら水でっぽう買いたがりますよね、子供は(笑)。

川原:
そうですね(笑)。

皆尾:
買いたがる(笑)。

髙坂:
また新しいシューターを上の子がゲットしてお風呂ではしゃいでましたけど、それこそ外で遊べたらって思うんですけど、でも意外と「じゃあうちの家族だけで行こうか」っていうことってなかなかないので、「みんなで水遊びしよう!」っていうイベントってとても素晴らしいなと思います。

川原:
水でっぽうも、私たちが切り出した竹に穴をあけて、スタッフみんなで準備したものなんです。みんな手作りのおもちゃなんです。

皆尾:
へぇ~~~!そうなんですね!

髙坂:
竹の水でっぽうですか?

川原:
そうです、そうです。あの水を吸って押し出す…。あの水でっぽうを全て竹と布で作りました。

髙坂:
ところてん突きも作れそう(笑)。

川原:
あー、そうですよね、できそうですよね!(笑)
今後はそれもやってみたいと思います(笑)。

■ 「にいはま森のようちえん」では言わない4つのワード

皆尾:
「にいはま森のようちえん」っていうことなんですけど、そもそも「森のようちえん」というのはどういうものなんですかね?

川原:
もともとは北欧のデンマークで始まった活動なんですけど、自然の中で子供たちの自主性を尊重して、「その時にその子どもがやりたいことをやりたいだけさせてあげられるような見守り保育をしよう」というのが「森のようちえん」です。
日本でも今全国で広がっておりまして、「団体がやっている幼稚園」という形から、「近所のお母さんたちが集まって子供たちを遊ばせる」というようなものまでまとめて「森のようちえん」と言うんですね。

私たちも、お父さん、お母さんが集まって、子供たちをお互い見ながら、見守っています。

ただ、お約束というか、私たちの中では「危ない!」「汚い!」「ダメ!」「早く!」これは言わないようにグッと飲み込もうということにしています。
普段の家の中だと頻繁に出てくる言葉なんですが(笑)。

髙坂:
頻発しますね(笑)。

皆尾:
頻発ワード(笑)。
大人が口を出したい所をグッとこらえて、見守る!と。

川原:
はい。
「あっ、危ない、それをしたらケガをするぞ…!」っていうようなことでも、あんまり大ケガでない限り、それも体験ということで。
そこで「危ないからやめなさい!」と言ってしまうと、その子が体験・経験する大事な過程を奪ってしまうことになりますので。
ほかにも、子供たち同士引っ張り合って、ケンカしてるような時でも、そこで「誰々が悪いから謝りなさい。」と言ってしまうと、子供たちがお互いに感じ合う経験を奪ってしまう。

大人の勝手な価値観で先回りして、子供の経験を奪うようなことは、この森の中では避けようということで、「危ない!」「汚い!」「ダメ!」「早く!」の4ワードはゴクっと飲み込んでいます。

でも、本当に危ない時は言いますし、好き勝手させる訳ではなくて、子供の自主性を尊重する、見守るということですね。

すごく…難しいんですよね、見守るって!(笑)
手も口も足も出そうなんですけど、その先に子どもが見つける何かを信じて待つ、ということをしています。

皆尾:
特に自然の中ですからね。
「あっ!危ないんじゃないかな!」とか思ってしまいがちですけどね。

川原:
でもやっぱり、山とか海とか行ってますけど、数を重ねて来てくれる子供は自然と体で覚えてるのか、山を駆け下りていて、「あっ、危ないな…」と思っていても、降り方を工夫していたり、「ここは滑るな。」っていう時には何か持てるものを自分で探してつかんだりとかしているんですよね。

「あっ、危ないな…」と思った時に、子供を引っ張ってしまえばそれで終わっちゃうんですけど、そこで使えるなにかを子供が自分で見つけて、自分の力で乗り越えて、その達成感ってやっぱり、それをしないと得られないですから。
そして、その達成感が自信につながって、次につながっていくかな、と思ってやっています。

皆尾:
川原さんがされてるのは「にいはま森のようちえん」ということですけど、愛媛県内では他にどこかやっているんですか?

川原:
松山にも「冒険遊び場」という所があります。
そちらは、小学生対象のものから、小さい子供さんと親が参加するようなものまで色々やっています。

四国だと、徳島県で団体さんが学校と言う形で自然保育をされている所もあると聞きました。

■ 「にいはま森のようちえん」誕生までの道のり

皆尾:
川原さんが「森のようちえん」を出会って「これはいいぞ、やりたいな。」と思ったきっかけというのは?

川原:
私は、昨年10月にカナダから家族で移住してきたんですけど…

髙坂:
あっ!昨年なんですね!!

川原:
昨年なんです、2018年なんです(笑)。

髙坂:
ほんの最近なんですね(笑)。

川原:
それまでカナダのバンクーバーという所に住んでいたんですが、バンクーバーはすごく自然の多い所で。
夫の生まれ育った故郷もすごく小さい島で、水道もないですし、島なので電気もちょっと風が吹いたら停電して、2時間で直るのか3時間で直るのか分からない、というような、ちょっと自給自足的な所だったんですね。

それで、私も彼の影響で自然の中で過ごすのが楽しくなりましたし、「自然の中で過ごすことは子供たちにとってもいいなぁ。」とずっと思っていたんです。

新居浜に移住してきて、「できるだけ自然の中で子供たちを遊ばせたいなぁ。」と思った時に、松山の「冒険遊び場」のことを知ったり、「森のようちえん」についても調べ始めて、あちこち視察も行ってみたりはしたんですけど、やはり新居浜からはちょっと遠い!
遠くの「森のようちえん」に参加するために、朝子供のお尻を叩きながら連れて行くのもなんか違うような気がして。

なので、「新居浜でできればいいなぁ。」と思ってフィールド探しとかをしていたんですが、そこで知り合った人から「あなたと同じ考えの人がいるわよ。」と教えてもらって出会ったのが、今一緒に共同代表をしている大事な仲間なんです。
彼女も子育て中の母親で、子供を自然の中で遊ばせたいということで旦那さんと一緒に準備を進めていて、その第1回目の告知を私が見まして「ハッ!新居浜にこんなことをやろうと思っている人がいたんだ!」と思うとすごく嬉しくて、そこから一緒にさせて頂いています。

皆尾:
そうかそうか、共同保育という面もあるんですね。お互いのお子さんを一緒に見るっていうね。

川原:
そうなんです。
昔から近所のおばちゃんが近所の子供を見るっていうのは普通にあったことなんですが、最近の環境から言うと、なかなかそういうのってないと思うんです。

でも、共同保育の場では、「色んな人の意見があって、それが当たり前。」っていうことを子供が身をもって感じることができると思うんです。

先ほど「子供の自主性を養うために自由にさせるけど、好き勝手させるのではない」と言いましたけど、見ていてちょっと「嫌だな。」と思ったり「辛いな。」と思うようなことは、「それはダメだよ。」「いけないことだよ。」と言うのではなく、「それを見てると私は辛いな。」とか「悲しいなぁ。」とかって言うようにしているんですよね。
それで「あっ、こういうことをすると、この人はこういう思いをするんだ。」っていうのを子供は体験しますから。

そういう風に、小さいうちから「色んな意見があっていい。」というのを伝えたいなぁ、と思っています。

髙坂:
「こういうものだ。」といきなりすりこむのではなく。

川原:
そうですね。
だって、大人も「これはこうだから、今からこうしなさい。」って言われると「えっ!」ってなるじゃないですか(笑)。
それは子供も同じなんですよね。

思う事は自由ですけど、「これはこうだからこうだよ!」って頭ごなしに言うのは控えたいな、と思ってやっています。

そういう、みんなが集まってお互いの子供を見る、という形から始まって、今こういう活動につながっています。

皆尾:
仲間たちは増えていってるんですか?

川原:
はい、増えてます。
第1回のイベントから少しずつ私たちの活動に賛同してくださる方が増えて、皆さん子育てをしているお父さんお母さんなんですけど、今スタッフが8人いまして、その家族も総動員でイベントを手伝ってもらっています。

普段は川東にある垣生山という所で活動しているんですが、そこを管理してくださっている「よもだ会」というボランティアの皆さまとか、公民館の方々、あとは「駐車場使っていいよ。」と言ってくださる近所の方とか、本当にいろんな方の温かい見守りがあって私たちの活動ができています。


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